PhoenixTM光学プロファイリングシステム(熱処理用ビデオシステム・塗装処理用ビデオシステム)

<PhoenixTM光学システム(光学プロファイリング)>

光学プロファイリング(熱処理用ビデオシステム・塗装処理用ビデオシステム)とは?

光学プロファイリングは、製品またはプロセスの温度を測定する代わりにシステムがオーブンまたはファーネスを通過する際に製品や炉内の状況をビデオで記録するものです。(熱処理用ビデオシステムや塗装処理用ビデオシステムとも言います。)
これは、既存の温度プロファイリングシステムを補完します。
このようなビデオによる検証は、生産を停止したり長い冷却のためのダウンタイムを費やしたり設備を解体したりする必要がないため、炉のオペレーションと状態を理解する上で非常に貴重です。
これにより炉または製品の移動に関する問題を迅速に特定して解決出来ます。
潜在的な将来の問題を検出し、修繕工程をスケジュールして不要な将来のライン停止を防ぐことが出来ます。

PhoenixTMは“ソリューション”を提供できます!

革新的な独自のPhoenixTM光学システムにより、連続的な熱プロセスの光学的プロファイルが可能になります。
カスタム設計された耐熱ボックス、ビデオカメラおよび独立した照明を提供するライトにより製品やオーブン/炉の内部の鮮明な高解像度ビデオ画像を収集しながらプロセスを安全に通過することができます。
実行後、レコードされたビデオのレビューは潜在的な問題がプロセスのどこまで発生するかを明らかにすることができます。
通常の製造条件で製品がオーブンまたはファーネスを通過するときに、製品からの視点で内部を見ることができます。

PhoenixTM光学プロファイリングの特長

・オーブン/炉を解体したり生産を停止したりすることなく、炉の内部構造を見ることができます。
・これにより製品にどんな変化が起こっているか、実際の熱処理プロセスを確認することができます。
・完全に負荷がかかった実際の製造条件下でのオーブン/炉の動作を確認します。
・通常の検査手順などと同様に、冷却・分解・再組立てによる生産の遅れがありません。
・ビデオプロファイルを温度プロファイルと同時に実行して、熱情報と視覚情報を組合せます。

<PhoenixTM光学システム仕様>

PhoenixTM光学システムに付属しているビデオカメラは厳しい高温環境で使用するように設計されているため、光学プロファイリングプロセスに最適です。
コンパクトカメラはオンボードメモリカードと充電式バッテリーを備えており、リモートでの使用や耐熱ボックス内への設置に最適です。

ビデオカメラ仕様

ビデオ解像度 最大4Kまで選択可能
3840×2160 @30fps
メモリーカード 32GB(個別のビデオキャプチャ間隔に分割)
ビデオの長さ 100分 @1080p 60fps
電池 USB充電式
ビデオ転送 USB通信またはカードリーダー経由
カメラのステータス LED、オーディオ、バイブレーション
外形寸法 104×32×32mm/4.1×1.3×1.3インチ
高温用ライト仕様

堅牢な高温用LEDライトにより、強度と視野調整の両方を備えています。

ライト強度 最大960ルーメンまで調整可能
レンズ 最高500℃/932℉のホウケイ酸ガラス
視野 ユーザー調整可能(タイト:製品重視、ワイド:炉焦点)
電池 ユーザーが交換可能なリチウム電池
ビデオ転送 2時間 @960ルーメン
TS64耐熱ボックス仕様(塗装処理用)

型式 TS64
140-1-2
100℃ 5時間24分
150℃ 2時間30分
200℃ 1時間42分
250℃ 1時間12分
外形寸法 H140×W208×L321(mm)
重量 9.5kg
TS68耐熱ボックス仕様(CAB&真空用)

型式 TS68
125-1-1
400℃ 53分
450℃ 45分
500℃ 41分
600℃ 33分
外形寸法 H125×W338×L511(mm)
重量 19.5kg

<動画で見るPhoenixTM光学プロファイリング>

(こちらをクリックしていただくと動画再生画面が展開します。)

<カタログ>

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